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「佐藤優の地政学入門」を読んだ

2022年ロシアのウクライナ侵攻以降、地政学という学問が注目を浴びている気がする。書籍もたくさん刊行されている。その中でもとりわけ入門的でなおかつわかりやすい書籍ということで当書籍を手に取ってみた。

図解などもたくさん入っていて非常にわかりやすかった。地政学を勉強するうえでどうしても地図を眺めながらでないとイメージがつきにくいので、図解が多いのは助かった。

地政学とはなんぞや?と疑問に思うかもしれない。高校の授業に、地理や政治経済があっても、地政学という授業はない。

地政学の定義についてChatGPTに質問してみた。

地政学(ちせいがく)は、地理的な要素や地域の特性が国際政治や国際関係に与える影響を研究する学問分野です。地政学は、地理的な位置、地形、気候、資源分布、交通網などの地域的な要因が国家間の力関係や外交政策、戦略的な判断にどのような影響を及ぼすかを探求します。

このように、地理+政治経済というざっくりとして理解で良いと思う。特に、地理的な要因を軸に世の中をいろいろ分析している学問と言って良い。

ちなみに、この地政学ナチスドイツの御用達の学問だったらしく、地政学=ヤバい学問という理解をされている方も多い。たしかに、地理的な要因を元に、軍事力を研究する点にヤバい雰囲気を感じてもおかしくない。第二次世界大戦以降、武力によらない平和を実現しようとする世の中においては受け入れられにくい学問なのかもしれない。

しかし、地政学という学問自体にはナチズムのようなイデオロギーとは直接関係が無いし、世の中で起きている戦争や紛争を理解するうえで役立つことが多い。特に、2022年ロシアのウクライナ侵攻以降、世界のパワーバランスが大きく変わり、ワケのわからない状態になっている昨今、この地政学をベースに読み解くとスッキリするところが多い。

実際、僕も当書籍を読んで理解が進んだところが多い。ぜひ、読んでみて欲しい。

個人的には、北極海航路の話が興味深かった。(参考になりそうなYouTube動画があったので貼った。)
www.youtube.com

北極海航路についてまたChatGPTに質問してみた。

北極海航路(ほっきょくかいこうろ)は、地球の北極地域を横断する航路のことを指します。これは、氷が融解し、夏季になると、北極海の一部が船舶の通行が可能な水域となる現象を利用した航路です。伝統的には、北極地域は厚い氷に覆われており、航行が困難でしたが、地球温暖化の影響により氷が減少し、船舶が通行できる期間が延びてきています。

北極海航路は、主にヨーロッパとアジアを結ぶ際の新しいルートとして注目されています。通常、ヨーロッパからアジアへの航路はスエズ運河マラッカ海峡を通ることが一般的でしたが、北極海航路を利用することで、距離が短縮され、経済的にも燃料の節約が見込める可能性があります。

ロシアは18世紀~20世紀にわたり南下政策を取ってきた。日露戦争もその流れの中にある。ロシアは極寒の地にあるので、冬になると航路が使えなかった。そうすると、他国を侵略するには不都合がおきる。冬は港が凍って使えないから。そのため、凍らない港を求めて南化してきた経緯がある。

ところが、この北極海航路が実用化すればどうなるのだろう?そういった問いに答える際、地政学は非常に役立つ学問だと思った。